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2012-03-17

『吉本隆明が語る 親鸞』(吉本隆明講演音源収録DVD ROMつき)

昨日、このDVDを聞きながら寝てしまい、
ふと眼覚め、時計を見ると午前2時30分を回っており、
吉本隆明氏の声が。。。

親鸞聖人の「信」に関する箇所でありました。

朝再び目覚め、吉本氏が、3月16日の午前2時13分に亡くなられたことを知りました。


昨年開催された、
法然上人800回忌・親鸞聖人750回忌 特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝」を見て、
親鸞聖人について久しぶりに考え始めていました。

「浄土真宗からは、「美」の世界、例えば芸術などは発展しないだろう」とも。

私が仏教に関心を持ち始めたきっかけは、親鸞聖人との出遭いであり、
親鸞聖人に心酔していた時期がありました。

ほどなくして、弁栄聖者と出遭い、
それ以降、聖者の御教えを核として、諸宗教にも関心を持ち続けてきました。

私は欲が深いのか、諸宗教に関する関心も比較的広く、
ある現象が生じる場合、それを説明できる教義(原理)が説かれていないと、
その御教えに納得できず、満足できない性質なのです。

私の関心は、主に祖師方の悟り、御教えの内容にあります。
遠くは、釈尊、キリスト、ムハンマド、孔子、神道、
空海、法然上人、親鸞聖人、道元禅師、日蓮聖人、明恵上人、
キリスト教神秘主義、イスラム教神秘主義・・・などです。

もちろん、あらゆる諸宗教の教義を極められるはずはなく、
あくまでも表面的な知識ではありますが。。。

全ての宗教の究極は一つ(同じ)なのだから、
どの宗教でも一緒、だから、どの宗教でもよい。


といわれることがありますが、
これは誤認識だと思われます。


この点を理性的に説明している名著が、
『意識の本質』(井筒俊彦著)であり、
同著者の『イスラーム哲学の原像』は入門書としてお勧めです。

また、井筒俊彦氏の優れた研究及び信仰の書として、
若松英輔氏の渾身の力作『井筒俊彦―叡知の哲学』があります。

井筒氏の炯眼に感動を覚えた洞察、

「我々の認識は、その意識状態に対応する」

という洞察でした。

その教えは「どの意識状態による認識か?」

この視点を身に付けるだけで、
各宗派の御教えの特徴が、随分と認識しやすくなるという実感がありました。


『光明主義玄義(ワイド増訂版) 弁栄聖者』(光明会本部聖堂)の「光明主義の主要特徴」に、

「光明主義に依って各宗各派の祖師の精神が生かされるというのも、
弁栄聖者の真精神の御教示が
三身四智の仏眼による完全帰納的な御教えであるからである。」

と記されています。

確かに、弁栄聖者の御教えを学んでおりますと、
お祖師方の御教えの特徴点がよくわかり、
しかも、それらの教えの違いに矛盾を感じません。


さて、親鸞聖人についてですが、
聖人の特徴は「信と救済を巡っての考察」にあると思われます。

親鸞聖人は、知識人に支持者が多いですが、
法然上人は残念ながらそうではありません。

知識人たちが信じているのは、
親鸞聖人の人間に対する洞察(特に哲学的、思想的側面)、
つまり、親鸞聖人自身に対する信であり、
親鸞聖人が信をおいた「無碍光如来」への信は稀である。

一方、法然上人に対する信には、「南無阿弥陀仏」への信が相即しており、
「南無阿弥陀仏」への信は、知識人にはなかなか困難なためである。

私は、こんな風に捉えています。

ただし、知識人でも深い信仰をお持ちになられているらしい方は、
宗派が違えども、法然上人への尊敬の念を深くいだくように思われます。

法然論としても異色の弁栄聖者著『宗祖の皮髄』には、
法然上人の宗教体験の深さ、霊格の高さが、
聖者ならではの卓越した着眼点、
法然上人のご内証を詠まれたご道詠の内実から説かれています。


親鸞聖人は、法然上人が選択された「浄土宗の真の弟子である」
との自覚を生涯貫かれた方だと私には思われます。


『吉本隆明が語る 親鸞』(吉本隆明講演音源収録DVD ROMつきを聞きながら、
こんなことを思いました。

ご冥福をお祈りいたします。
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Author:syou_en
山崎弁栄(べんねい)聖者(1859~1920)に出遇って初めて、各宗派宗教で説かれている教義、宗教体験が、腑に落ちました。

比較宗教、比較思想に一貫して関心を持ち続けています。

宗教には関心はあるけど、特定の宗派に凝ることには躊躇する。
そういう方も結構いらっしゃるかと思います。

そのような方は是非、弁栄聖者にふれてみてください。


(注)ツイッター(@syou_en)もあります。

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