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2013-11-03

「いくらお別時についても、別時と平生がお互いに責任のなすりあいをしている間は、三昧は開けませんよ。」(能見寿作)

前回は、

「ときとき別時の念佛を修して、心をも身をもはげまし、ととのえへすすむべき也。」(法然上人)

との、法然上人のお別時についてのお言葉をご紹介しました。

今回は、「お別時と平生の念仏」について、
能見寿作氏の言葉をご紹介したいと思います。

能見寿作氏は、弁栄聖者の高弟であった笹本戒浄上人のお弟子筋にあたる方で、
特に、芦屋の聖堂を中心に活躍された在家の方。

能見氏の教えの特徴は、
ユーモアと大変示唆に富み、大変分かり易く、すっーと腑に落ちる点にある
ように思われます。

今回の能見氏の教えも、大変ありがたく、いつまでも記憶に残り、
是非、記しておきたいと思っていました。

つまり、こういうことです。

お別時に参加はしたけれど、
散心、妄念の心がなかなか収まらず、
「オヤ様憶念の念仏」になかなか専念できない。
これは、平生の日課念仏をしっかりと修していないためだ。
やはり、「平生の日課念仏」が大事だ、
お別時が終わったら、しっかりと励もう。


ところが、

お別時が終わり、日常に戻ると、
日常世事にかまけて、なかなか「日課念仏」が思うようにできない事実に直面する。

ああ、これは、お別時での念仏がしっかりとできていなかったためだ。
やはり、お別時の時に、しっかりと精進しないといけないな。



これは、平生の日課念仏をされ、お別時にも参加された方なら、
思わず、苦笑してしまう、「耳の痛いご指摘」ではないでしょうか?


これを打開する示唆も能見寿作氏は、ご提示されています。

なかなか困難であろうかと思われますが、
その方向への工夫、精進は効果的かと思われます。

「平生の日課念仏を数時間実践、継続すること」

数時間の専心念仏は、特に、働いている方には相当困難かと思われますが、

「念仏しながら、生活すること」

この「平生の数時間の日課念仏の実践、継続」を習慣付けること、
この方向での精進をしていますと、
念仏に変化が起こってくるように思われます。

〇「日常生活で、念仏を、今、忘れていたことに、ふと気付く瞬間が増えてくること」

〇「お別時での念仏がしやすくなってくること」


「平生の日課念仏」実践、継続されると否応なしに自覚されるかと思われますが、

私達の日常生活での「不離仏(鎮西上人)」の念仏継続の困難さです。

どれくらい困難かといいますと、

「今この瞬間に、オヤ様を忘れていたことに、日常生活のさなかにあって、容易に気付けず、
帰宅後、仏壇、三昧仏様に手を合わせる時になって、
ようやく、今までオヤ様を忘れていた、その事実に気付くことが可能となる」

という意識程度です。

ただし、

確か、鎮西上人でしたか、

〇「お別時中に如来様にお遇いできずとも、落胆すること勿れ。
滅罪の功徳多大なり。」

と、法然上人の

〇「たとへば、葦の茂き池に、十五夜の月の宿りたるは、
よそには月宿りたりと見えねど、よくよく立ち寄りて見れば、
葦間をわけて宿るなる。
妄念の葦は繁けれど、三心の月は宿るなり。」(法然上人)


との、大変有り難いご教示があったかと思います。

こちらが、意識するか否かに関わらず、

「お念仏の護念の内で、オヤ様のお育て、霊育を蒙っている」


のかと思われます。


「念仏に工夫無しというべからず」

やはり、「どの道の習得も、一朝一夕には為しがたく、
工夫と継続が必要である」


こと、道遠しの感は強いですが、日々実感、課題でもあります。


なお、能見寿作氏の著作には、

〇『真実の自己(笹本戒浄上人述)』の筆記録
〇『(口語訳)人生と光明)』
〇『光明主義入門講座』

などがあり、芦屋の光明会本部聖堂で入手可能です。

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Author:syou_en
山崎弁栄(べんねい)聖者(1859~1920)に出遇って初めて、各宗派宗教で説かれている教義、宗教体験が、腑に落ちました。

比較宗教、比較思想に一貫して関心を持ち続けています。

宗教には関心はあるけど、特定の宗派に凝ることには躊躇する。
そういう方も結構いらっしゃるかと思います。

そのような方は是非、弁栄聖者にふれてみてください。


(注)ツイッター(@syou_en)もあります。

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