2011-11-23

「心的内容は漸次に明了に現はるゝは注意なり。」(弁栄聖者)

「心的内容は漸次に明了に現はるゝは注意なり。」
(『弁栄聖者光明体系 難思光 無称光 超日月光』)



注意とは、意を注ぐこと。
数学者岡潔博士が、晩年愛用した言葉。( 「岡潔先生遺稿第7集 岡先生の言葉」 『岡潔文庫』


岡氏の集中力は、もはや、三昧の境地であったように思われます。
三昧とは、対象と一体成らしめる作用。

岡潔氏が、仏道修行が数学の解決に役立った
と述懐されているのは、大変興味深い。
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2011-11-18

「まえがきー無辺光と人類 岡潔」(『弁栄聖者光明体系 無辺光』講談社版)

「田中木叉先生著の御伝記『弁栄上人伝』がある。それを読んで一番驚くことは一点の私心もないことである。尋常一様の私心のなさではない。人のからだの数多くの細胞が仮に一つの人体を作っているのは、普通は私心が結び合わせているのである。弁栄上人の御生涯を見て、人がこうまで私心を抜いてよく生きて行けたものだと思って驚く」。
(「まえがきー無辺光と人類 岡潔」『弁栄聖者光明体系 無辺光』講談社版 )



弁栄聖者観は、人それぞれあると思いますが、
如来のお世嗣となられてからの弁栄聖者の超人的な全分度生の在り方に対し、
数学者岡潔博士のこの指摘ほど、簡潔にして要を得ているものを知りません。

岡潔氏は、他の箇所で、
「弁栄聖者にあっては、如来平等性智に統べられているからであろう。」
と感嘆されていますが、
岡潔氏ならではの鋭い指摘だと思われます。

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2011-11-16

「真空に偏せず妙有に執せず、中道に在て・・・」(弁栄聖者)

「自性は十方法界を包めども中心に厳臨し玉ふ霊的人格の威神と慈愛とを仰ぐもあり。
真空に偏せず妙有に執せず、中道に在て円かに照らす智慧の光と慈愛の熱とありて、真善微妙の霊天地に神を栖し遊ばすは、
是れ大乗仏陀釈迦の三昧、又我宗祖の入神の処なりとす。」

山崎弁栄講述『宗祖の皮髄』



弁栄聖者が、釈尊、最晩年の法然上人の御境涯を述べられた極めて重要な箇所です。

意外に思われる方が多いと思いますが、
念仏から、禅で言われる見性体験(慧眼による境涯)も現出してきます。

これは、仏教史の展開から言えば、
念仏と禅が別々というのはそもそも認識違いで、
もともと念仏から禅が生じてきた。

と文献的にも究明され、論文を書かれているのは、
弁栄聖者の信奉者でもある河波昌氏(1930~)です。

興味深いことに河波氏は、大学院では京大の西谷啓治氏に師事されています。
京大哲学科と言えば、言わずもがな、「西田哲学」のメッカ。
西田哲学と禅との深い関係は周知のこと。


参考文献 河波昌著『浄土仏教思想論』 

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2011-11-14

「五眼(肉眼、天眼、慧眼、法眼、仏眼)について」(弁栄聖者)


「如来作智の妙用は自然界にも心霊界にも、所能の感覚作用として映現したるも、肉と天眼とは自然界に、法と慧とは心霊界に。然れども未だ全く本然の作智と全然一致したるにはあらず。唯其分に応じて作用をなす。」

「肉眼が自然界に於て極微の分子動を明かに感覚する如く、法眼等は心霊界の妙色荘厳等の五塵を感覚す。肉眼が自然の子たる如く、法眼は心霊作智の子たり。仏眼等は作智の自己にして全く一致したる処。」

「仏眼のみひとり法仏自然の作智と全然一致したる処。仏眼は慧眼と法眼とを統一し双照す。故に仏眼開く時は常寂光土の大慧光明界中に衆宝荘厳の事相を現ず。」

「諸の菩薩の法眼は如来作智にて現じたるものを能感覚す。仏眼は作智と全く一致したるものなれば、自ら境界を示現して自ら感覚す。」

「諸の菩薩の法眼は報身如来が他に受用せしむる処の相を感覚するのみ。仏眼は自受用にて自ら現じ自ら感ず。能感と所感と自己にあり。」

(「成所作智」『弁栄聖者光明体系 無辺光』)



「五眼明了に開き来て始めて円満なる仏教を信ずることを得べし」
(『弁栄聖者光明体系 難思光 無称光 超日月光』)。

と聖者は言明されています。

何ゆえ宗派宗教が多数存在するかといえば、
神、仏、絶対者、超越者と表現される同体異名である一者に対する人間の認識力の深浅によるため、
だと思われます。
もちろん、言葉の違いもあります。

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2011-11-10

「心霊界の荘厳は、・・・」(弁栄聖者)


「心霊界の荘厳は、自然の感覚界を超えて、超感覚の慧眼と相応せる一心法界に至るときは、超時間超空間超感覚なり。
而して其心霊界にまた勝妙なる五塵の霊界顕現す。」
(『弁栄聖者光明体系 無辺光』)

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2011-11-09

「念々弥陀の恩寵に育くまれ、声々大悲の霊養をこおむる。・・・」(弁栄聖者)

「念々弥陀の恩寵に育くまれ、声々大悲の霊養をこおむる。
十万億土遥かなりと愁うることなかれ、法眼開くところに弥陀現前す。」
(田中木叉著『日本の光(弁栄上人伝)』)


弁栄聖者から高弟の一人田中木叉上人へのお慈悲のたよりの一部。

弁栄聖者の御教えの大きな特徴の一つは、
「お育て」、「霊育」を前面に出された点にあると思われます。

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2011-11-08

「心霊態は色心不二の霊態にして、・・・」(弁栄聖者)


「有漏の衆生は物質の身色と無形の心とは無礙を得ざれども、如来の妙相は宇宙全体が即ち大智慧の鏡にて、また処として妙色荘厳身の現ぜざる処なし。故に如来は色相を離れたる大智慧態として見るも、又妙色相好身と見るも一体の異方現に外ならず。」


「弥陀の法体は即ち真如絶対の大心霊態なり。然らば如来の妙色相好身はいかに現じ給ふやとなれば心霊態は色心不二の霊態にして、其体の上に相あり、相に色相と心相とあり。」

(『弁栄聖者光明体系 無礙光』)

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2011-11-03

「白露をとめおく夜にはをみなえし・・・」(弁栄聖者)


「白露をとめおく夜にはをみなえし 一しほいろのそひまさるらん」
(『弁栄聖者 道詠集』)

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2011-11-02

「生仏感応神人合一せんとの霊的衝動は、是霊的生命ある信仰の必然に勃興すべきものなり。・・・」(弁栄聖者)


「宗教の内容には霊応身と親密なる交渉を得て、生仏感応神人合一せんとの霊的衝動は、是霊的生命ある信仰の必然に勃興すべきものなり。
・・・法華経に一心に仏を見んと欲して恋念やまざるの心なり。」
(『弁栄聖者光明体系 難思光 無称光 超日月光』)

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Author:syou_en
山崎弁栄(べんねい)聖者(1859~1920)に出遇って初めて、各宗派宗教で説かれている教義、宗教体験が、腑に落ちました。

比較宗教、比較思想に一貫して関心を持ち続けています。

宗教には関心はあるけど、特定の宗派に凝ることには躊躇する。
そういう方も結構いらっしゃるかと思います。

そのような方は是非、弁栄聖者にふれてみてください。


(注)ツイッター(@syou_en)もあります。

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